ハリネズミはアフリカの乾燥地帯が原産のため、日本の高温多湿な気候は少し苦手なようです。

飼い主の管理が不十分だと、ケージ内の巣箱や敷材、餌などにカビが生えてしまい、さらにはハリネズミの身体にもカビが生えてしまうことがあります。

ハリネズミは針があるので頑丈そうに見えますが、その下の皮膚は意外とデリケート。

カビが生える「皮膚糸状菌症(真菌症)」などの皮膚病にかかりやすく、それによって針が抜けてしまうこともあります。

温度だけでなく湿度管理も大事

ハリネズミを飼う上で重要なのが温度管理ですが、同時に湿度にも注意を払わなくてはいけません。

ハリネズミに最適な湿度は40%以下ですが、実際は難しいので、50%以下になるように管理をしましょう。

特に梅雨時期や夏場は、湿度が高くなりすぎないように除湿をしなくてはいけません。

除湿と言ったら、エアコンの除湿機能や除湿剤などを思い浮かべるかもしれませんが、実はハリネズミにはあまり効果が期待できません。

ハリネズミを飼うなら、専用の除湿器を一つ用意しておいたほうがよいでしょう。

ハリネズミ カビ 対策

ケージ選びも重要

ケージは風通しの良いところに設置して温度計や湿度計を設置しましょう。

ハリネズミのケージにはいくつかの種類があるのですが、湿度対策なら一般的なケージタイプ(網タイプのもの)が良いでしょう。

ほかには衣装ケースや、ガラスやアクリル製の水槽もありますが、保温性に優れているのに対して湿気がこもりやすいので注意が必要です。

それらを使う時には、天井部分を金網にするなどして湿気を適度に逃せるような構造にしましょう。

夏場と冬場で、ケージタイプと衣装ケースなどを使い分けても良いですね。

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まとめ

ハリネズミは皮膚がデリケートなので、皮膚病には特に気を付けなくてはいけません。カビはケージ内だけでなくハリネズミの身体にも生えます。ハリネズミに最適な湿度は40%以下ですが、多くとも50%以下にまで抑えられるようにしたいですね。ケージ選びや除湿器の利用などで、ハリネズミのカビ対策を行いましょう。

 

 

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