ハリネズミが「クシュッ」「シェッ」とくしゃみをしていると、「かわいい…!」なんて思ってしまうかもしれませんが、これは体調を崩している証拠。
早く対処しないと肺炎などの重い病気になって、最悪の場合死んでしまうこともあります。
同じように鼻水が出ている時も要注意。鼻まわりがいつもより濡れていないかどうか、抱っこした時などに確認してみてくださいね。
ハリネズミも風邪をひく
ハリネズミも人間と同じように風邪をひきます。
アフリカ原産のハリネズミは寒さに弱く、23℃を下回ると体調を崩しやすくなる生き物です。
室温は最低でも24℃以上となるように、できれば26~27℃を保てるようにしましょう。
風邪をひくと、くしゃみや鼻水のほかにも、目ヤニが出たり、食欲が落ちたりウンチが出なくなったりします。
抱っこした時には、ハリネズミの身体、特に手足やお腹などが冷えていないかどうかチェックしてくださいね。
夏風邪にも要注意
気温が下がる冬場は人間でも風邪をひきやすいため注意が必要ですが、意外と見落としがちなのが夏。
暑いからといってエアコンをかけすぎると、室温が下がりすぎていることがあります。
エアコンの風がハリネズミのケージに直接あたっていると、ハリネズミの体温も下がってしまいます。
夏風邪は症状が重くなりやすく、熱が高くなったりすることもあるので、ハリネズミのことを考えてエアコンの設定をするようにしてくださいね。
アレルギー性鼻炎
ハリネズミも人間と同じようなアレルギー性鼻炎になることがあります。
気を付けたいのはケージの床材や敷材。
そのハリネズミに合っていないものを使っていると、アレルギー性鼻炎になります。
同じように、ケージ内のほこりやカビにも注意しましょう。
アレルギー性鼻炎も放っておくと肺炎に発展してしまうことがあります。
ハリネズミのくしゃみや鼻水が止まらないようなら、飼育環境を見直すようにしましょう。
まとめ
ハリネズミも人間と同じように、風邪をひいたり、アレルギー性鼻炎になったりすることがあります。
くしゃみや鼻水はそのサイン。放置していると肺炎になることもあるので、毎日の健康チェックで見逃さないようにしましょう。
くしゃみや鼻水が止まらないときには、エキゾチックアニマル専門の動物病院を受診しましょう。小動物専門ではハリネズミが診られないところも多いので、行く前に問い合わせてみると良いですね。
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