ハリネズミは高齢になってくると、腫瘍が発症してくることもあります。
それは良性のものもありますが、約80%が悪性であるといわれています。
ハリネズミの顔などにできる腫れとは?
顔などしこりや腫れができると食欲低下や元気がない、下痢や呼吸困難、腹水、子宮がんでは生殖器の出血が見られます。
口腔の扁平上皮がんは歯肉の腫れや歯が抜ける、歯肉炎などがみられます。
腫瘍ができる原因は環境や加齢が原因であり、高齢になってからの方が発症しやすいです。
平均3.5歳という報告があります。
腫瘍では良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、良性腫瘍であれば増殖も転移もしません。
しかし、悪性腫瘍では増殖スピードが速い悪性腫瘍があります。
悪性腫瘍は転移することが多く、高齢になってくると発症率も高くなります。
ハリネズミの腫瘍で多いものでは扁平上皮がん、乳腺腫瘍、子宮がん、リンパ腫などがあります。
ハリネズミの顔でも歯茎の腫れ
ハリネズミは人間と同じように、高齢になると歯周病を発症しやすいです。
歯周病の症状では人間と同じように口臭が気になったり、歯茎の腫れ、歯のぐらつき、歯が抜けるなどの症状があります。
そのほかにも歯の色の変色、歯が長くなったように見える、食欲が落ちる、食事に時間がかかる、唾液が増える、痛みや違和感からしきりに口元を気にするなど症状も多いです。
歯周病の問題点としては、歯周病菌が血流にのって全身に廻ると、肝臓や腎臓にもダメージを与えることです。
口腔内のトラブルでは、口の中におできや腫れ、炎症、腫瘍などが起きる場合があります。
唾液腺腫などもあり、顔でもあごが膨らみ口からよだれのような分泌物が出る場合もあります。
また、ハリネズミは口のトラブルが多いです。
餌のやり方でも餌の種類やふやかし方などの注意が必要です。
診察では麻酔をかけて口の中を検診したり、レントゲンをとって判断する場合もあります。
治療では抗生剤投与治療などが必要になってきます。
また、歯周病の予防法では「硬さのある食べ物を与える」「昆虫など繊維質の多い食べ物を与える」などすると歯の表面の嗜好を落とす役割があります。
ハリネズミの顔の腫れなど病気を予防するには
ハリネズミは本来とても丈夫な生き物です。
間違った飼育をしない限り病気にはなりにくいです。
病気になりやすい場合というのは、栄養のバランスの乱れた食餌や過度のストレスなどがあることです。
ハリネズミの食欲不振は非常に多いです。
原因も多種多様で深刻な食欲不振もあれば緊急性を伴わない食欲不振もあります。
もし、食欲不振になってしまった場合には、食欲不振になる前の段階の症状、なった後の症状をよく観察することが必要です。
環境の変化でも食欲不振に陥ることはありますが、環境になじむことで自然と食欲が出てきます。
まとめ
ハリネズミは可愛い動物ですが、人間と同じようにがんや歯周病などといった病気も発症します。予防するには定期的に検査をすることが必要になります。しかし、犬や猫を扱う動物病院では診察はできません。予め、エキゾチックアニマル専門などの病院を探しておくことも必要です。
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