毎日一緒に生活していると、元気がなかったりご飯の食べがよくなかったりと
ハリネズミの様々なサインに気付くことがあると思います。
犬や猫と違い、エキゾチックアニマルであるハリネズミを専門として診察・治療をしてくれる病院はまだまだ多くありません。
些細な異変でも、飼い主さんにとっての不安は大きいと思います。
そんな時、相談にのってくれる獣医さんや専門家の方がいると心強いですね。
足を引きずっている時に考えられる要因
まずは、怪我をしていないか・爪が伸びすぎていないかなど外傷的な要因がないか確認してみましょう。
怪我をしている場合、痛みによって引きずっている可能性がありますので早めに対処して傷口が悪化するのを防がなくてはなりません。
また、爪が長く伸びていて単に歩きづらいこともあります。
その場合は爪を切ってしまえば、普段通りに戻ることが多いです。
まれに、爪が伸びすぎて足を傷つけている事もあるので、その際は早めの受診をお勧めします。
その他に、ハリネズミで主に考えられるのは、ふらつき症候群(WHS)という神経系の病気です。
ハリネズミに多いふらつき症候群(WHS)とは
ハリネズミを飼育されている飼い主さんは、よく耳にする病気だとおもいますが、ふらつき症候群(WHS)とは、致死率がかなり高く未だに原因の分かっていない神経系の病気です。
この病気は、いつもと歩き方が違うことや後ろ足を引きずって歩くことが多く、そのような症状が出てから異変に気付く飼い主さんもたくさんいます。
今現在、はっきりとした治療法がまだ見つかっておらず、引きずって歩くという症状が出ている段階でかなり進行していると言えます。
その後、前足や全身へと麻痺が進行していきますので十分食事が摂れなかったり、排泄がうまく出来なくなります。
現在の医学では、完治する方法は見つかっていませんが、投薬により進行を遅らせることは可能になってきていますので、獣医さんに相談するといいでしょう。
まとめ
足を引きずる要因は様々ですが、毎日の観察とスキンシップによって早期発見出来る事もたくさんあります。
不安に思う事や、異変を感じたら早めの受診をお勧めします。
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