ハリネズミが犬や猫のように、後ろ足を使って、耳の後ろを掻いていることはありませんか?

ハリネズミは皮膚病にかかりやすい性質を持っているため、ダニやカビ、アレルギーなどで痒みが出ている可能性があります。

耳の後ろの皮膚を見て、ガサガサしていたり赤くただれていないか観察してみてください。

フケは少量ならどの子でも出ますが、あまりに大量に白い粉をふくように出ている場合は、皮膚病などにかかっていることが考えられます。

ダニ症

ハリネズミのダニ症はそれほど珍しくありません。

寄生するダニはカイセンダニというもので、他のハリネズミからうつったり、ケージの中で発生したダニに寄生されることが多くなっています。

針の付け根にかさぶたのようなものが見られ、激しい痒みを伴います。

脱毛や針がいつもより多く抜けるという場合には、ダニ症の可能性があります。

カビ(真菌症)

ハリネズミの体にカビが生えることもあります。

ハリネズミは多湿に弱い生き物なので、湿度は常に50%以下を保てるようにしたいですね。

また、人間の水虫から白癬菌(カビの一種)がハリネズミへとうつることもあります。

ハリネズミのカビ治療をするとともに、人間も水虫を治していく必要がありますね。

ハリネズミ 足 耳の後ろ 赤い

アレルギー

ハリネズミは、マツやスギなどの針葉樹にアレルギーを持っています。

もちろん全てのハリネズミに当てはまるわけではありませんが、それらにアレルギーを持っている子の場合は、ケージの敷材などに針葉樹を使わないように気を付けるなど対策を取りましょう。

針葉樹以外でも、カビやほこり、食べ物に対してアレルギーを持っている子もいます。

皮膚症状のほか、くしゃみや鼻水が止まらないなどの症状が見られるようならアレルギーを疑いましょう。

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まとめ

ハリネズミが耳の後ろを痒そうに掻いている時や、耳の後ろの皮膚が赤くただれている時には、何かしらの皮膚病にかかっている可能性が考えられます。皮膚病は、ケージ内の不衛生や、飼育環境に問題があることにより発生することが多いので、ケージ内の環境には気を配ってくださいね。皮膚病の可能性がある場合は、必ずハリネズミを診ることのできる動物病院を受診しましょう。

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