ハリネズミはペットとして購入してきたときからダニに感染している可能性が高いです。
チェックすると、背中の針の間に白いフケが見られることがあります。
その場合、ほとんどの場合ダニ症にかかっています。
健康なハリネズミは、皮膚が乾燥してかさつくことはありません。
ハリネズミは皮膚病になりやすい動物でもあり注意が必要です。
ハリネズミの健康チェック
ハリネズミの健康チエックは、肌の状態をよく観察してみることです。
昼間に寝ている状態のときや、怒って丸まってしまった状態に皮膚を観察してみます。
ハリが抜けていたり、皮膚の状態が乾燥してかさついている場合、注意が必要です。
ハリネズミは健康なときには肌のかさつきは見られません。
また、ハリネズミは比較的乾燥を好む性質があります。
不衛生な飼育環境や湿度が高い場合、皮膚トラブルが多くなります。
ハリネズミの皮膚トラブルには外部寄生虫にも注意しなければなりません。
マダニやヒゼンダニ、ノミなどに注意しましょう。
ハリネズミの乾燥と湿度対策
ハリネズミ乾燥対策にはケージ内に加湿器を置いてみることもできますが、超小型加湿器ではミストの調整などができないので注意も必要になってきます。
乾燥によるフケを軽減するには濡らした吸水クロスなどを入れてみると効果も高いようです。
この場合、カビが生えないように衛生的に使うことが必要です。
小型のハンガーをとりつけて使い、濡らしてもポタポタと水滴が落ちてこない吸水クロスがおすすめです。
これで、ケージ内の乾燥を防ぎハリネズミのフケを予防できます。
活発に動く元気なハリネズミの場合、比較的多くの水を飲みます。
水をあまり飲まないようであればハリネズミの健康に問題がある場合があります。
どうしても水を飲めないような場合、飼い主が特別に水分補給を考えてあげます。
ペットとして飼うハリネズミの場合、自然界のエサと同じものを食べさせるわけにもいきません。
そのため、栄養価の高いドライタイプのエサをよく食べさせます。
ハリネズミは自然界で食べるエサは昆虫や木の実、種などです。
水分はそれらの食事からも摂取できるようになっています。
ドライフードでハリネズミを飼育する場合には、ドライフードを水でふやかしてあげたり、ゴートミルクでやわらかくして与えます。
ハリネズミは主食のドライフードだけではなく、おやつの副食にも含まれている水分量は無視できません。
また、水分の含まれたものは腐敗しやすいので、食べさせる場合には注意も必要になってきます。
ハリネズミの衛生環境について
ハリネズミは体の構造上、体が不潔になりやすい点があります。
乾燥を好む動物なので水で洗ったり、お風呂に入れてあげることは難しいです。
海外ではシャンプーなどをしてあげる場合もよく見られますが、ハリネズミにとってはストレスが多くなってしまいます。
ハリネズミの皮膚をいつも清潔にしておくには、体を濡らさないようにこまめにふき取ってあげる方法もあります。
体が不衛生になってくるとフケが多くなってしまい、真菌性の皮膚病も発生しやすいです。
ハリネズミの排泄物はお湯で濡らしたガーゼなどでこまめに拭いてあげます。
体の表面は定期的に歯ブラシなどでブラッシングする方法もあります。
まとめ
ハリネズミの飼育環境は乾燥しすぎても湿度が高くてもNGです。飼育環境として乾燥が強すぎる場合にはフケが大量に出てしまう場合もあります。
ハリネズミの飼育環境をよくするには通気をよくすることが必要です。ハシネズミはストレスにも弱く体力消耗にも気をつけましょう。
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