ハリネズミはほかの小動物と比べても、繁殖が難しい生き物と言われています。

その理由には、母親の育児放棄と、赤ちゃんを飼育する環境整備の難しさ、そして飼い主の心構えが大きく関わっているようです。

飼っているハリネズミの子孫を残してあげたい、赤ちゃんが可愛いから欲しいと、そんな安易な気持ちで繁殖に臨むと、最終的に後悔してしまうかもしれません。

ハリネズミの繁殖は?

ハリネズミは寿命が平均5年ほど。

そのため、成熟する年齢もかなり早くなっています。

ハリネズミが繁殖可能になる年齢は、メスが生後2か月から、オスが生後6か月からとなっています。

もちろん、ハリネズミにも個体差があるので、きちんと成熟したか、メスなら妊娠の負担に耐えられるかといったことを、しっかり見極める必要があります。

ハリネズミが1回で出産する赤ちゃんの数は平均3~4匹ですが、多いと10匹を超えることもあります。

妊娠中、そして出産、育児中の母親は非常に神経質になっており、ストレスもかかりやすい状態だということも理解しておいてくださいね。

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育児放棄のリスク

ハリネズミの母親が育児放棄をした場合、初乳を貰えないと赤ちゃんはまず助かりません。

育児放棄した場合は、人工保育で飼い主が育てることになりますが、ハリネズミの赤ちゃんの飼育は非常に難しいものとなっています。

授乳は2時間おきにしなくてはいけないので、仕事や睡眠時間などはどうするか、飼い主がきちんと考える必要がありますね。

ほかにも、排泄を促したり、飼育温度は32℃前後に保つなど、赤ちゃんのお世話は付きっきりで行わなくてはいけないと考えておいたほうが良いでしょう。

そして、それだけ手をかけて育て上げたとしても、人工保育で育った赤ちゃんは丈夫には育ってくれず短命になることを覚悟しなくてはいけません。

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まとめ

ハリネズミの繁殖が難しいと言われる理由には、母親の育児放棄が大きく関係しています。母親が育児放棄をしたら、飼い主が責任をもって人工保育で育てる必要がありますが、非常に難しいということを覚悟しておいてください。さらに、母親ハリネズミが育児放棄してしまう原因の一端にも、飼い主の責任が関係していると言えるでしょう。例えば妊娠中や育児中の飼育環境が不十分であること、過度のストレスがかかってしまうこと、赤ちゃんを不用意に触ってしまい人間のにおいが付いてしまうことなどが挙げられます。ハリネズミの繁殖を考えるなら、なによりも飼い主の心構えが大切になってきます。

 

 

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