メスのハリネズミは生後2か月から妊娠することが可能です。
しかし、小さなハリネズミにとって妊娠や出産はとてつもない負担となります。
ハリネズミの繁殖を考えるなら、メスの年齢が生後6か月を過ぎてからにしましょう。
ハリネズミの繁殖
ハリネズミの繁殖は1年を通して可能です。
メスは生後2か月から、オスは生後6か月から繁殖能力が備わると言われていますが、特に妊娠や出産をするメスへの負担は多大なもの。
必ず、メスの年齢が生後6か月を過ぎてから繁殖を検討するようにしましょう。
もちろん個体差もあるので、メスの成熟を待ってからにしてくださいね。
また、遅すぎても負担がかかってしまうので、3歳を過ぎたら繁殖は諦めましょう。
ハリネズミの妊娠期間は35~40日程度。
一度に4匹前後を産みます。
メスの妊娠
ハリネズミは基本的に単独行動。
一つのケージで多頭飼いするとストレスがかかってしまうため、繁殖したいからといって、オスとメスをずっと同じケージに入れておくことは絶対にしてはいけません。
数日間同居させたら、同じくらいの期間離すようにしてください。
メスが妊娠したかどうかは、体重の変化とお腹のハリで判断します。
体重は妊娠2~3週間で50gほど増えるのが一般的と言われているので、体重管理はしっかり行いましょう。
妊娠中のメスは特に神経質になっています。
普段はよく懐いた子でも飼い主に向かって威嚇をすることもあります。
また、妊娠中の食事は高たんぱくで良質のものにして、水分も十分に摂らせてあげてください。
出産したら
出産後は、人間が赤ちゃんに触ると、においが移ってしまって育児放棄の原因になってしまうので注意しましょう。
少なくとも授乳中の生後3週間まではケージも含め、極力いじらないようにすること。
育児中の母親もストレスがかかりやすいので、生育環境には十分に注意する必要があります。
育児放棄のほかにも、母親が子供を殺して食べてしまうことがあるので、様子の変化には注意しておいてください。
まとめ
ハリネズミを繁殖させたいと思う方も多いと思いますが、メスにとって妊娠・出産は大きな負担になることや、生まれてくる子供への責任などは十分に考えてからにしてください。
メスは生後2か月から妊娠は可能ですが、体の負担を考えても、しっかりと成熟したかを見極めて、少なくとも生後6か月を過ぎてから繁殖させるようにしましょう。ハリネズミはストレスに弱い生き物です。オスとの相性から妊娠中や育児中の環境にまで、飼い主が十分に気を付けてあげましょう。
今のあなたにおすすめの記事