飼い始めたばかりのハリネズミは、まだ飼い主に慣れていないため、急に手を差し出したりすると噛みついてくることがあります。
鼻から息を吐くような「シューシュー」「フーッ」という鳴き声を出している時には、威嚇をしているサイン。
できるだけ刺激しないようにしましょう。
飼い始めて1週間ほどは新しい環境に慣れてもらうため、そっとしておき、その後少しずつ距離を縮めていくようにします。
様々なことにストレスを感じやすい
ハリネズミはストレスに弱い生き物。
飼育環境には十分に注意したいですね。
単独行動を好むため1つのケージで多頭飼いをしないこと、寒さに弱いので室温管理に注意することなど、基本的なことをもう一度おさらいしましょう。
また、メスの場合は妊娠・子育て中は神経質になりやすく、普段は大人しい子でも噛みついてくることがあります。
もしくは、病気やケガをしているため噛みついている可能性も。
ハリネズミだけではありませんが、動物は野生では弱っていると天敵に狙われやすくなってしまいます。
そのため、自分の身を守るために攻撃的な性格になり、威嚇をしたり噛みついたりするようです。
手=食べ物と思っていることも
餌をいつも手渡しであげてはいませんか?
懐いている子だと、可愛くてつい手から餌をあげたくなりますが、そうすると手を餌だと認識してしまうことがあり、噛み癖につながります。
餌はできるだけピンセットなどからあげるようにしましょう。
また、餌を用意した手を洗わずにハリネズミに接すると、手に餌のにおいが残っていて、餌と勘違いして噛みついてくることがあります。
ハリネズミはにおいに敏感な生き物なので、餌を用意した後などは手をしっかり洗いましょう。
手を噛まれたら
噛まれると、つい手を引っ込めたくなりますが、手を引くとハリネズミは驚いて余計に強く噛んできます。
噛まれても慌てずに、ハリネズミが離すまで待っていてください。
ハリネズミは口が小さく、顎の力も弱いので、噛まれても大怪我になることはほとんどありません。
しかし、噛まれたらすぐに水で洗い流し、消毒するようにしましょう。
まとめ
ハリネズミが手を噛む時には、なにかストレスや不安、緊張を抱えている可能性があります。噛み癖が治らないようなら、生育環境やハリネズミの健康状態をもう一度チェックしてみましょう。十分に懐いている個体でも、噛み癖が治らない子もいます。噛むから触らないのではなく、噛む原因を探して対処していくようにしてください。
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