私たちと一緒に暮しているいわゆるペット動物というものには犬や猫、金魚やハムスターなどが一般的に挙げられると思いますが、最近話題となり大人気になってきた動物というと「ハリネズミ」を思い出すと思います。
ハリネズミが一般家庭にペットとして流行するようになってから日本ではまだ5年ほどという新しいものではありますが、最近ではほとんどのぺットショップにて売り出されていたり、それに伴ってハリネズミ専用のフードやケージ、遊び道具なども充実してきました。
動物病院でもハリネズミを診てくれるところはごく当たり前となってきています。
そのため、情報もたくさん出てきたので、新しい動物にしては比較的飼いやすくなっているのではないでしょうか。
そんなハリネズミですが、繁殖が難しい割にはペットとして飼っているハリネズミたちに子供が生まれたり、購入していたハリネズミが元々身ごもってイタ為に家族が増えたー!なんてこともあるようです。
そこで今回は、ハリネズミについてよく知る為に「出産や子供」について詳しくご紹介したいと思います。
ハリネズミは子供を何匹出産する?!
ハリネズミは一度に平均で、3~4匹の赤ちゃんを産みます。
例には11匹産んだ!なんていう元気なお母さんもいるので一概には言えません。
まず、ハリネズミは生まれた子供単体でしか育てることができないので、生まれた数だけ飼育環境をそれぞれ用意することが必要になります。
とても繊細で、赤ちゃんは身体が弱いのでもし一匹が何らかの病気になってしまうと他の赤ちゃんたちにも感染してしまう恐れもあるのです。
そのため、もし自宅で赤ちゃんが生まれた場合は全部の面倒を見切れないと感じた場合は、すぐに里親を探すことをお勧めします。
これは、小さな命をつなげるためにも必ず決断しなくてはならないことです。
と、ここまでは私たち人間の心構えについてでしたが、もちろんハリネズミの母親にも責任はあります。
ハリネズミはとても繊細ですので、場合によっては出産した後に体力が落ちて死んでしまう親もいるのです。
そしてもし健康に出産した後も、子供を守るために神経を尖らせているために誤って子供を殺してしまったり、人間に危害を与えてしまったりもします。
それがショックで病気になってしまったりと、とても繊細な生き物なんだということを知っておきましょう。
このように、繁殖はとても難しく、もし繁殖を望んでいたり予想外の繁殖に立ち会うことがあるのでしたら、今一度よく考えて、ハリネズミたちにとって一番良い答えを出してあげましょう。
まとめ
繁殖の場合、私たちが考えることは「環境」「飼い主である私たちの覚悟」が必要です。どちらも欠かせません。覚悟があっても環境が整っていなければハリネズミは親子共に命を落としてしまうでしょう。そして、予想外の事態に遭遇した時も、まずは専門家に相談をしたり病院に連れて行ったりと、見捨てずに向き合うことを忘れないでください。小さくても懸命に生きる命です。
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