ハリネズミを飼うと、ケージの中に布製品を入れる機会が多くなると思います。
寒さ対策のためのフリースや、ペットヒーターでの低温やけどを防ぐために巻くタオル、それに寝袋に温かい布製のものを使う人もいるのではないでしょうか。
肌ざわりも良くて保温性もあって、ハリネズミには最適に思える布製品ですが、気を付けないと齧って繊維を飲み込んでしまうことがあります。
布の繊維は消化されない
特に気を付けたいのは、すぐに繊維がほつれてしまうタオルやボア素材のもの。
布の繊維はもちろん消化されないので、腸で詰まって便秘になったり、さらに酷くなると腸閉塞という病気になってしまいます。
また、飲み込むだけでなく、繊維が足に絡まってしまい、そのまま放置することで足が壊死してしまうこともあるのです。
布の繊維以外でも、新聞紙を細く割いたものを敷材として使っている時なども注意が必要です。
布以外の誤食にも注意
「こんなもの食べないだろう」と私たちが思っているものでも、気付かないうちにハリネズミが食べてしまっていることがあります。
たとえばエサ箱の中に、床材や敷材として使っているものが混じっていると、ハリネズミは知らずにエサと一緒に食べてしまうことがあります。
エサ箱や水皿は、常に異物が混じっていないかどうか、気を付けて見ておきたいポイントです。
また、おもちゃとして入れたトイレットペーパーの芯なども齧りやすいですよね。
一見すると安全そうなペットシーツも意外と危険です。
ペットシーツの中に使われている吸収体を飲み込んでしまうと、お腹の中で水分を吸収して膨らみ、ハリネズミの身体を内側から圧迫します。
ペットシーツが齧られていないかどうかにも気を付けておく必要がありますね。
まとめ
ハリネズミのケージには、寒さ対策などで布製品を入れる機会が多いですが、ハリネズミがそれらを噛んで、そのまま繊維を飲み込んでしまうことがあります。布の繊維は消化されないため、腸で詰まって、最悪の場合は腸閉塞を起こしてしまうことも。ケージの中に入っているものに齧られた形跡はないかどうか、こまめにチェックして、ハリネズミの誤食は可能な限り防ぎましょう。
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