ハリネズミの針は、人間でいうところの髪の毛にあたります。

針が抜けるとなんだか大変なことのようにも思えてしまいますが、つまりは“抜け毛”と同じことなのですね。

ハリネズミ1匹に生えている針の数は5,000~7,000本で、1日平均10本ほどが抜けて、また新しい針が生えてきます。

ただし、それよりも多い数、40~50本が毎日抜ける時期というものがあります。

これはハリネズミの成長期に見られるもので、赤ちゃんから大人へと成長する生後4か月から6か月の時期にあたります。

「クイリング」とも呼ばれ、針が一部分でごっそり抜けるのではなく、全体から均等に抜けている場合なら特に問題ありません。

針がよく抜ける原因

クイリングでもないのに針がよく抜けるという時には注意が必要です。

ハリネズミはストレスに弱く、生育環境に問題があってストレスが溜まっていると針が抜け落ちてしまうことがあります。

とくに温度管理やケージ内の環境には気を配りたいですね。

また、ハリネズミは皮膚病にもかかりやすい動物です。

ケージ内の不衛生で身体にカビが生えてしまうこともありますし、針葉樹(マツやスギ)に対するアレルギーを持っている子もいて、床材や敷材によってはアレルギー性皮膚炎を起こしてしまうこともあります。

もしくは、針が生えるために必要なカルシウムやたんぱく質が不足している可能性も。

餌は栄養バランスに注意して、カルシウムやたんぱく質が豊富なコオロギやピンクマウスを取り入れてみると良いでしょう。

こんな時は要注意

ハリネズミ 抜け針 時期

針が抜けた後、新しい針が生えてこない時には注意しましょう。

抜けたところの皮膚を見て、赤みや汚れがあったり、フケが多かったり、ダニが動いているという場合には皮膚病の可能性が高くなります。

成長期の抜け針では、新しく生えてきた針が、前の色とちがうということがあります。

これに関しては問題ありませんが、なにか心配なことがあれば必ず動物病院を受診するようにしましょう。

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まとめ

ハリネズミの抜け針は、人間の抜け毛と同じようなもの。1日10~20本程度で、また新しく生えてくるようなら問題ありません。クイリングと言って、赤ちゃんから大人へと成長する時期には1日40~50本が生え変わります。

もしクイリング以外で針がよく抜けるという場合には、皮膚病やストレス、栄養不足などが考えられるので、ハリネズミの状態の変化には常に気を配っておきましょう。

 

 

 

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