ハリネズミとのコミュニケーションをとっていると、体の異変に気付くことがあります。
足が腫れている場合、考えられるのが怪我や病気などです。
ハリネズミの足はとても細く隙間に挟みこんでしまったり、少し高い所から落ちてしまったりすると、場合によっては骨折してしまう可能性もあります。
まず腫れに気付いたら、いつもと歩き方の違いはないか、痛がっていないかなど確認してあげましょう。
腫れの原因が病気の場合、主に腫瘍が疑われます。
ハリネズミによくみられる病気「腫瘍」
腫瘍と聞くと、癌で怖いイメージをする飼い主さんも多いのではないでしょうか。
腫瘍といっても、手術する必要のない良性の腫瘍(できもの)や、命に関わる悪性の腫瘍(癌)まで様々です。
その中でも悪性の腫瘍が約8割以上を占めていると言われています。
生活環境や遺伝も主な原因の一つですが、高齢になると発症しやすくなると言われています。
治療の方法は、悪性なのか良性なのか、どの程度まで進行しているのか、全身を含め状態はどうなのか等により違います。
悪性(ガン)の場合ほとんどが摘出手術を行いますが、がん細胞を残してしまわぬよう大き目に切除する必要があるため、発症部位によっては手術ができないこともあります。
その場合、抗がん剤の投与や生活環境の見直しなど獣医さんの指示に従って治療していきます。
まとめ
ハリネズミはペットとしての歴史が浅く、犬や猫と違い生態や病気の特性などまだまだ情報が少ないのが現状です。そのため、ハリネズミを家族の一員として迎える前に、調べておかなければいけないことがたくさんあります。
そのひとつとして大切なのが、ハリネズミの診察・治療をおこなってくれる病院を探しておく事です。
また、ハリネズミは夜行性ですので、活発に活動する夜間に体調の変化に気付く事も多いと思います。一刻を争う事態の場合に備えて夜間診療している動物病院も一緒に探しておくことをお勧めします。
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