ハリネズミの歯は生後4週目頃から生え始めます。その頃になると、母乳を卒業しふやかした状態の餌を食べられるようになります。
乳歯はその後、生後7週目頃から3ヶ月頃までの間に永久歯に生え変わると言われています。
歯の生え変わりについて
ハリネズミは犬や猫と違い、人間との歴史が浅いため専門として扱っている病院や資料などあまり多くないのが現状です。
現段階で分かっていることは、ほとんどのハリネズミが生後7週目辺りから永久歯へと生え変わり始めるという事です。
個体により生え変わりの時期は多少異なりますが、基本的にハリネズミは抜けた乳歯を飲み込んでしまうため、気付かないうちに永久歯へと生え変わっている場合が多いです。
飲み込んでしまうと聞くと、心配になってしまいますが、特に問題なく体にも負担はありません。
まれに、自分で餌皿やケージを強く噛み、抜いてしまいます。
生え変わりの時期が遅くなると、歯並びに悪影響を及ぼしまうことがあり、歯周病など歯の病気にかかりやすくなると言われています。
ハリネズミに多くみられる歯周病
ハリネズミに多くみられる代表的な病気として歯周病があげられます。
歯周病とは、エサなどの食べかすが歯石となって細菌が発生したり、高齢となって免疫力が低下したりと様々な理由から炎症を起こしてしまう病気です。
症状としては多いのが、口臭が強くなる、歯茎が腫れる、歯が抜けてしまう、歯が伸びたように見える(歯肉が後退していくため)などです。
歯周病は、口の中の状態が悪化しているので食事がうまく食べれなかったり、柔らかいエサしか食べられなくなります。
炎症を起こしてしまった歯茎から血液に細菌が入り込み全身へと回ってしまう危険もありますので普段から予防してあげることが大事です。
まとめ
ペットショップ等からハリネズミをお家に連れてくる時期にはほとんどの子が生え変わっているので、あまり目にする機会は多くないかもしれません。
もし、歯が抜けていることに気付いても焦らず成長を喜んであげましょう。
生え変わっているのに歯が抜けてしまったり、歯が折れてしまっている場合は早めの受診をお勧めします。
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